運動音痴だから体力がないわけではない

運動音痴の人は、運動センスのなさだけでなく、体力も皆より劣っているとみなされることが多いように思いますが、はたして本当なのでしょうか。

運動音痴ゆえに運動不足になりがちで、体力が劣ることはあり得ますが、学生ならば体育の授業があるので、運動不足ということは考えにくいです。

では、こんな例え話をします。運動能力の高いAさんと、運動音痴のBさんがいたとします。ある同じ競技をするのに、Aさんは最後まで無難なくこなし、Bさんは途中でバテてしまい、最後までできませんでした。

では、なぜBさんは途中でバテてしまったのでしょう。

Bさんは体力がなかったから。もちろんその可能性もあります。でもそう決めつけるのはちょっと待って下さい。

それは、身体の動かし方にも理由があるのかもしれません。

その競技をするのに、Aさんは最低限の動きで効率よく動いたため、大した消耗もなく無難に最後までこなしました。

しかしBさんは、運動音痴ゆえに無駄な動きが多く、体力の消耗がはげしくて、途中でバテてしまったのかもしれません。

そう考えると、Bさんが途中でバテてしまったのは、体力がなかったからではなく、運動センスのなさからだったのです。

運動センスのよい人は、そうやって効果的に運動能力を上げていき、練習をしても実になりやすいのです。

一方、運動センスのない人は消耗がはげしいために練習効果が低く、また無駄な力によって、本来必要ない筋肉を発達させてしまったり、その積み重ねで悪循環が始まるのです。

そうだとすると、Bさんが最後までその競技を続けようとすると、体力をのばすより、効率的な動きを身に付ける方がよいことになります。しかし、運動センスがないために、効率的な動きを身に付けるには容易ではありません。

次回は、運動センスのない人が上達するにはどうすればよいか、考えていきたいと思います。

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