こんにちは。今日は、わたくし超運動音痴のFumeiが、初めてフルマラソンを完走した時のことを書きたいと思います。
本格的に大会をめざすようになって1年半。その間様々な故障に悩まされ、初フルマラソン当日3日前まで膝が痛かった状態での挑戦でした。
その時どのような実力かというと・・・
- 5キロはギリギリ30分で走れる。
- 10キロは1時間以内で走れない。
- ハーフはベストが2時間27分
という、1年半も練習してきて信じられないくらいの成績です。というか練習しなくてもこれくらい軽く走れる人は大勢います。
まあ、こういった状態ですので、初めてのフルマラソンは大阪で行われた「寛平マラソン」になりました。この大会は時間制限も7時間と緩く、前後にもっと主要な大会が多いので、実力者は出ないことと、抽選もないので誰でも出られることから、初心者向けの大会となっています。
コースは淀川河川敷を往復するルートで、景色の変化はありません。また、応援もほとんどなく、精神的には苦しいコースです。
「寛平マラソン」はご存じ芸人の間寛平がホスト役を務め、多くの吉本芸人さんが出場するお祭り的な大会です。
しかし、多くの有名芸人は10キロ以下の部に出場し、フルマラソンに出場するのはほとんど聞いたこともない芸人さんなので、スタート(ゴール)や折り返し付近以外はほとんどお祭りといった雰囲気はありません。
まあ、こういった大会での初フルマラソンでした。
今回、直前まで膝が痛かったこともあり、直前には痛み止めを服用しました。また、ゼリードリンクは5個も持っていきました。ドリンクも小さめのものを持ち、途中の給水トラブルにも備えました。
当日は緊張のためにお腹の調子が悪くなり、何度もトイレに行ったおかげか、スタート時間にはお腹もすっきりし、体調も万全でした。後は計画通りに走るだけです。
間寛平のスタートの合図とともに、一斉に走り出しました。私のスタート位置はなぜかわりと前の方で、ロスタイムはたった3分ほど。ただしそのため多くの速いランナーさんに迷惑を掛けてしまったと思います。
私は1キロ7分と決めていたので、はじめから飛ばすことなくこのタイムを守って走りました。当然どんどん抜かれていきました。しかしフルマラソンは未知の世界。ちょっと余裕があるくらいがいいだろうと絶対にスピードを上げませんでした。
そんなかんじで20キロ付近まではずーーーーっと抜かれ続けました。しかし、20キロを過ぎたあたりからメンバーが固定し始めました。
私はやや疲れ始め、1キロ7分半くらいになっていましたが、膝もまだ痛くならず、給水以外は止まらず、ずっと走り続けていました。一方まわりのメンバーは歩いたり走ったりを繰り返している人がほとんどでした。
やがて、30キロ付近に到達しました。30キロというと、30キロの壁と言われるように、ちょうどガクっとペースダウンしたり、1歩も動けなくなってしまったりと、多くのランナーが体験しているフルマラソン完走の大きな壁となるあたりなのですが、これも一般の人向けの話なのでしょう。初めからゆっくりペースの私にはまったく関係のない話でした。
いや、むしろ元気になってきて、少しペースが上がったりもしました。その頃には固定メンバーもとっくの昔に後ろの方に行ってしまい、周りはほとんど歩いていました。
ここからはどんどん抜かすのみでした。そうすると見覚えがあるTシャツの人など、かなり初期の頃に抜かされた時に見た人がたくさんいました。そういう人々を抜かすうちにどんどんテンションが上がっていって、周りがほとんど歩いていたとしても、歩こうという気持ちにはなりませんでした。
ただ、膝はまだ大丈夫だったけど、後脛骨筋腱炎のためにくるぶしのあたりが痛みだして、時々立ち止まってマッサージを入れながら走りました。
40キロ付近に到達しました。時計を見るとスタートから5時間ちょっと。目標は5時間半。もしかしてこれはいけるかもと思ったら元気になり、スピードアップ。
そして無事ゴール!5時間21分でした。
こんな私でもできました!自慢できるようなタイムではありませんが、学生時代、万年マラソン大会ビリの私が出した記録としては、奇跡のようです。
分析すると、これくらいのタイムの人は大体が途中歩いています。だから歩かなければもっと速いタイムを狙える人なのですが、色々な理由で走り切れないのでしょう。
一方、私は給水とマッサージに立ち止まった以外はまったく歩きませんでした。しかし、遅くても走り続ければ、結局は走るのが速くても歩いた人と同じタイムになるのだということが分かりました。しかもダメージも少なく、苦しい思いをすることもありませんでした。
いかに一定ペースで走ることが大切かを思い知らされました。
マラソン本やベテランランナーさんのアドバイスは、結局は上級者向けのもの。上級者には思ってもみないことができない運動音痴なので、これからも運動音痴なりのトレーニングでより向上を目指します。
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